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Leverage Effect〔レバレッジ イフェクト〕
第1章 狩猟 ─ 犯す─
ただ、こんな姿で弄ばれるのを最初から容認していたような、今日の澁谷の態度は不可解だった。
滅多に隙など作らない澁谷が見せたちょっとしたミス…というわけなのだろうか。
──行為の最中に、いつまでもプライドなんか引きずっているからこういう酷い目に遭うんだ。
何考えて抱かれてるんだ…おまえの目はどこを見てる?
快感を堪えるストイックな表情も、達してピンク色に上気した肌もすべてが扇情的だった。
そんな姿で挑発した澁谷が悪い─そう言うことか。
「…くッ…あ、ぁっ…ぃ…や」
──何言ってンだか。こんなに濡らしてるくせに。
胸を刺激されただけで、半勃ちの澁谷の中心は歓喜の涙を流す。
乳首を舌で転がしながら、時折軽く歯を立てる。
その度に、澁谷はビクリと肩を跳ね上げて背中を仰け反らせた。