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Leverage Effect〔レバレッジ イフェクト〕
第1章 狩猟 ─ 犯す─
こんなに感じてるくせに素直に認めようとしないから一層苛めたくなる。
胸の刺激はそのままに、片手を澁谷の中心に添えてゆっくり扱く。
ベッドで達した後だというのに、既にしっかり勃ちあがったそこは淫靡な密でねっとり濡れている。きつく、緩く繰り返し扱いてやると、澁谷の口からは小さな喘ぎが漏れた。
相手の腰が振れそうになるとすべての愛撫を中断して、トコトン焦らす。
そしてまた懇ろに胸を嬲る。
「う…、あぅっ………」
唇をきつく引き結び、眉をしかめて押し寄せる官能の波を受け止める澁谷の表情は堪らなく妖艶だ。
額に吹き出した汗が、つぅとこめかみを伝う姿も何とも言えない。
こいつが自分から欲しがる姿を見てみたい。
与える行為に自分を晒すところまでは進歩したが、未だ一度も自分から求めてきたことのない相手。
お綺麗な面をしたエリートが、啼いて助けを請う様を見てみたい。