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第1章 狩猟 ─ 犯す─

乱れても穢れを知らない子供のようなところが、却ってこちらを誘う。

声の反応を確かめながら、感じる所を見極めて徐々に相手を追い詰めていく。

隠したって感じる場所はお見通しだ。
　
─なんて顔するんだ。

こんな風にされたら求められるより前に、メチャメチャに突き上げてしまいたくなるだろう。
　
「ほら、いい加減我慢してないで言えよ。思い切り扱いて欲しいんだろ？」

思わず声が掠れる。
　
──いつまで意地張ってるつもりだ…。
　
激しい快感に肩を震わせながら、己の理性を手放そうとしないその姿は、逆に西沢の自尊心に火を付けた。
　
なら、もっと追い詰めてやる。
啼いて求めてくるほどに。
　
指で押し広げた秘所に舌を這わせて甘美な拷問を与える。

身を捩って逃れようとするその所作で、拘束された手首に紐が食い込んでも今の澁谷にはそれすら快感。

苦しいはずの呻きも、口を吐いて出てくるのは甘い吐息。

指先で胸の蕾を捻り上げれば声のトーンは一層上がる。