この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第39章 ロングロードへの扉

あたしを抱き抱えて歩く夏希ちゃんの腰に強く脚を絡め、しがみつきながらキスをする。
熱い舌が触れ合うと溶けたように唾液が溢れ、夏希ちゃんはそれをすべて吸いとってしまった。
「はあ…」
料理の並んだテーブルの端にあたしをゆっくりと座らせ、夏希ちゃんは唇を離して甘い吐息を漏らす。
熱に浮かされたような瞳であたしを見つめると、また、愛しむようにあたしに唇を重ねた。
「ずっとこのままでいたら死ぬかな……」
「そうだね…」
夢見心地な視線で呟いた夏希ちゃんに笑いながら頷く。
静かな空間で二人の鼓動と微かな吐息だけがしっかりと聞こえている。
夏希ちゃんはまた呟いた。
「でも…このままなら死んでもいいかも……」
「………」
「……晶さんのなかで晶さんの体温を感じたまま死ねるなら……すげー幸せかも……」
夏希ちゃんはあたしの手を取ると、瞼を附せて指先にキスをした。
あたしはそんな夏希ちゃんの長い睫毛を見つめる。
「……このまま?」
「……うん」
「せっかく生き延びたのに死ぬの?」
「………」
閉じていた瞳をゆっくり開けると夏希ちゃんは尋ねたあたしをじっと見つめた。

