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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第39章 ロングロードへの扉

「そうだね……せっかく生きて晶さんにまた逢えたのにね……」
夏希ちゃんはまた瞼を閉じてあたしの指にキスをする。そして、その手の甲に頬を寄せた。
「でも……もう死んでもいいってくらい……今、すごく幸せ……晶さん、わかる?」
「………」
「こういう俺の気持ち…」
「……うん」
「あ、嘘だ。今、思いきり偽ったな」
「ごめん。バレた?」
無表情で頷いたあたしに夏希ちゃんは少し諦めた顔を覗かせた。
「ごめん。だって、幸せで死にたいって気持ちはわからない。あたしなら幸せだったらもっともっと味わいたいって思うから」
「……なるほど…」
「………」
「晶さん…欲張りなんだ…」
「……そうだよ…今知った?」
夏希ちゃんはただ頷く。
そうなんだ。本当はすごく我が儘で強欲で──
独占欲も強くて
好きな人には一番に想ってて欲しいって願望があって……
だから夏希ちゃんがあたしを二の次にして舞花を構ったことが酷くショックだった……。

