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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第40章 愛しい君とエンドレス・LOVE〜二人の終らない恋物語〜

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「おーい!もう少し左に寄せてくれーっ」
「照明の向きはこのくらいですかー!?」
色んな声が飛び交う船の上──
空からは柔らかくて暖かな陽射しが降り注ぐ。
後ろには白い建物が並ぶ町、周りにはコバルトブルーの海。
その上に浮かぶ大きな船に揺られ、肌を撫でる風の心地好さにあたしは目を閉じていた。
「んー最高…」
処女航海を控えた出来立ての豪華客船。
準備に追われる撮影スタッフを尻目に、あたしはその広い甲板でほんのひとときのセレブ感を堪能する。
結婚式だけの撮影ではなくて式場とセットになった新婚旅行。ツアー会社とのタイアップで企画された、ハネムーンのイメージパンフレット。
初日はその撮影から入るらしい。
て、ことで本日のあたしは軽いロングワンピース。良いところのお嬢様ですか?てな女性らしい衣装と鍔の広い帽子を着用していた。
「あ──……」
薄いひらひらの生地が、海風が吹く度にふわりと舞い上がる。
とっさにお尻の辺りを手で押さえ、スカートのめくれを阻止すると後ろから声がした。

