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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第40章 愛しい君とエンドレス・LOVE〜二人の終らない恋物語〜

「あー、残念!……もう少しくらい油断してもいいと思うけど…」

とても残念そうには見えない笑みを浮かべたマリオが、三階のデッキから頬杖付いて見下ろしている。

白い麻のシャツと生成り色した七分丈のズボン。

とてもカジュアルな服装はプライベートな旅行をしっかりとイメージさせている。

ポケットに手を入れながら階段を降りてきたマリオは前回の撮影の時とはちょっと雰囲気が違って見えた。
「髪……染めた?」

「少しね。……わかる?」

前回は真っ黒な髪をしていたけど今日のマリオの髪は陽が当たると柔らかなオリーブ色に輝いている。

ワックスで軽めに崩したヘアスタイル。

うーん…
やっぱり外人モデル。

何をどうやってもカッコイイ。。。


そう思ったあたしをマリオは覗き込んだ。

「今、カッコイイって思った?」

「ぜんぜん。まったく持ってこれっぽっちも」

「さらっと言ってくれるね…こっちはすごく可愛いって思ったところだったのに」

少し呆れながらもマリオはそう言って直ぐに笑みを見せていた。

「まあいいか。取り合えずおいで…」

「……?」

マリオは自然とあたしの手を取り引いていく。

「もう撮影始まってるから」

「え?…あ、ほんとだ」

手を握られて驚いたあたしをマリオは諭す。振り返ると三階からカメラが向けられていた。

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