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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第8章 艶男

今すぐ辞めたって食うに困らない──
晶さんだって養っていけるさ
他の奴等が売れた証しだと言って車や時計、贅沢品に手を出す中…
確かに演じる以外、何も興味持たなかった俺だ。
だからこそ通帳にはたんまり金が詰まってる。
社長は俺の顔を見るとふん、と鼻で笑い煙草の煙りを吹き掛けた。
「やめろよチンピラっ」
煙りをはたきながら言ってやる。
仕草は見たまんまチンピラだ。
「たかが20年働いてきたぐらいでガキがほざいてんじゃねえ!働けもっとっあ?」
「……っ…」
ほんとムカつく口調だ。
「やだねっもう芸能界にいる意味ない。つまんねーし!」
「何がつまんねーだ?大したこと出来てもいないヤツが言うな!」
「──…っ…」
社長はムッとした俺の顔を覗き込んだ。

