この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第10章 キャスティング

この容貌──
どこかでみたことある…
「舞花は和食でいいんだな?」
……舞花?
そう念を押す楠木さんに頷く女性──
ああ…
思い出した──
週刊誌の“濃厚ちゅう”の相手じゃん……
あれ、なに?
一緒に居るのって不味いんじゃないの?
それでマスコミから逃げ回ってたんじゃなかったっけ?
そこんとこ業界的にどーよ?
………
ああ、
事務所では公認の仲──
だったっけ……。
これ見よがしに連れて来ちゃうのかよ?……
ってもちろん夏希ちゃんが連れてきた訳じゃないのは承知してる。
ただ…
やっぱり恋人として気分いいもんじゃないよね?
しかもこの寄り添い方……
「じゃあ和らぎセットの和食、三つ」
「はい…」
笑顔もなしに注文を受けたあたしを楠木さんはふと、疑問顔で見上げていた。
芸能人、お立ち寄りの店になっちゃったな……
衝立に遮られたテーブル席は何処と無く華やかだ。
やっぱり一般人とは何かが違う──
注文を口にしながら厨房に入ると和らぎの和食膳の器を並べ、時間外れの食事メニューをマスターが用意するまであたしはカウンターで待機した。
どこかでみたことある…
「舞花は和食でいいんだな?」
……舞花?
そう念を押す楠木さんに頷く女性──
ああ…
思い出した──
週刊誌の“濃厚ちゅう”の相手じゃん……
あれ、なに?
一緒に居るのって不味いんじゃないの?
それでマスコミから逃げ回ってたんじゃなかったっけ?
そこんとこ業界的にどーよ?
………
ああ、
事務所では公認の仲──
だったっけ……。
これ見よがしに連れて来ちゃうのかよ?……
ってもちろん夏希ちゃんが連れてきた訳じゃないのは承知してる。
ただ…
やっぱり恋人として気分いいもんじゃないよね?
しかもこの寄り添い方……
「じゃあ和らぎセットの和食、三つ」
「はい…」
笑顔もなしに注文を受けたあたしを楠木さんはふと、疑問顔で見上げていた。
芸能人、お立ち寄りの店になっちゃったな……
衝立に遮られたテーブル席は何処と無く華やかだ。
やっぱり一般人とは何かが違う──
注文を口にしながら厨房に入ると和らぎの和食膳の器を並べ、時間外れの食事メニューをマスターが用意するまであたしはカウンターで待機した。

