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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第11章 愛情の裏返し

オートロックの重いドアを無理に力で押して閉じる。
マンションの玄関口の植え込みの近くでちらりと見えた人影が立ち去って行く──
その姿に思わず鳥肌が立った。
「っ…」
ゴクリと渇いた喉が鳴る…
エレベーターに乗ると、家の階がわからないように全部の階を押して壁際に寄りかかり息をついた。
部屋の前に来てもまだ少し手が震えている──
やだな…
やっぱ広い家に一人はやだっ…
沸き上がる恐怖心を抑えながらマンションのドアに鍵を差し込んで開けると突然誰かに口を塞がれていた──
「──…フッ…グ…っ…ン」
後ろから羽交い絞めにされて、胸を強引に揉まれる。
「──…っ…ンッ…」
耳を濡れた舌が這い首筋に唇を強く押し付けられて歯を立てられた気がした。
「…ね、怖いでしょ?…」
「……──!?」
聞き慣れた声で囁かれる。
「俺の言うこと聞かないからこんな目に遇うんだよ……わかった?」
そう言って噛んでいた首筋に何度も甘く吸い付いていた──。
口を塞いだ手をほどかれ、部屋の明かりを点けられる。
「……──えっ」
手離して明るくなった部屋で見た途端、夏希ちゃんはひどく狼狽えていた。
「…ごめっ…晶さん、やり過ぎたっ……」
「──っ…」
「…ごめ…っ」
「やり過ぎたじゃないっこのバガダレっ……っ…ふ…ぅぅ…」
悔しくて腹立たしくて持ってたバックで殴りつけて腰が抜けたようにしゃがみ込んだ。

