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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第17章 疑似恋愛
家で軽くシャワーを浴びると出掛けるようにラフな服装に着替えて帽子を被った。

「うし、予定どうりっ!」
九時前だ。晶さんのマンションにつく頃にはきっかり予定の時刻になる──


昔から分刻みで動いてたせいか、身体が時間を覚えていた。

ロケ撮影や生番組は収録時間がかなりあやふやだ。だからその都度、自分が周りに合わせて時間配分していく──

たまにルーズな奴のせいで狂わされるが、俺は至って努力型の天才。

アホと紙一重の天才とは違うから。

この業界は売れてしまえばアホも天才になれる。

てことは、華が開かなきゃアホはただのアホとして隅に追いやられるだけ。

そしてたとえ華が開いても努力無しのアホはこの世界では短命だ。

拾い上げてくれる奴が居なきゃ瞬く間に消えていく──

売れるまでが勝負ではなく

売れてからが勝負──


そこが一発屋で終るか
芸能人になれるかの違いだと思うわけで…

晶さんの所の合鍵をポケットに突っ込む。

時計を確認してエレベーターから出るとマンションの玄関口に佇む舞花を見つけて俺はビビった──

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