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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第17章 疑似恋愛

今から逢いに行くのになんてことしてくれんだよっ──
「………」
もしもの時を考えて、今日は止めておくべきだろうか?
“どこぞのドブにハメたチンチンなんかいらないっ”
「……──」
晶さんは徹底した“赦さない派”だ──
暫し、ソファで項垂れ深く考える俺の携帯電話が鳴っていた。
「……遅いね?何かあった…?」
珍しく晶さんからの電話だった。
普段から時間厳守の俺が予定時刻を過ぎてもやって来ないことが気になったのだろう…。
どうしようか…
まだ行くかどうかを迷っている…
「夏希ちゃん?」
「……晶さん」
「……?」
「俺に逢いたい?」
「………」
急な問い掛けに晶さんは口を接ぐんだ。
「………逢いたいよ…」
「………」
また催促して言わせたかな?
そう思ったんだけど…
「夏希ちゃんからメール来てずっと待ってるんだけど…」
「……っ」
「まだ時間掛かるかな?」
「…っ…──」
なにそのしおらしい胸キュンな台詞っ!?
いったい何のサービスタイムだっ!?──

