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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第17章 疑似恋愛
俺は長く安堵の溜め息を漏らした。

まさか押し倒されるとは思わなかった……

「まさかお前が押し倒されてるとは思わなかったな」

楠木さんは俺の思いと同じ言葉を口にした。

勢いを止められて舞花はその場で泣き始める。


「連れてって…」

「了解。…舞花、立って」

楠木さんにお願いすると俺はソファに座り込んで頭を抱え溜め息をついた。

ドッと疲労感に襲われる──


楠木さんに腕を引かれ部屋を出ていった後を見つめると、自分の裸の上半身を見て思いきり苦味渋った表情を浮かべる。

舞花に吸い付かれた箇所をティッシュで拭いて口紅を拭うと一ヶ所だけヘソの側にキスマークがついていた……


「…くそっ…やられた…」

ヤバイ──

晶さんに絶対見せられない…


思わず頭を掻きむしった。

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