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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第4章 スキャンダル

そういえば料理のドラマに出たって言ってたな?

「親戚の事務所に所属だろ?知らなかったのか?」

「知らない…興味なかったし…」

うちに来るまではね…

「やっぱモテるのかな」

「そりゃモテるだろ?」

むーん…

早漏のくせに──っ…


……やっぱモテるのか

手練れだしな…

早漏だけど…


売り出すってこのグラマーな子のことか?

協力って一体どんな?

マンション前でキスするような協力ってなにさ?
撮影でもないのにこんな濃厚なキスまでしちゃうんだ?

写真に収められた二人の熱々ぶりにちとムッとくる。
細い腰に回った夏希ちゃんの腕はしっかりと彼女を抱き寄せていた──。

回されている腕を見つめてセックスの最中の夏希ちゃんの色んな表情が頭に浮かぶ。

泣きそうな顔とか
色っぽい顔とか…


協力──か…


あらいやだ、ムカムカチックが止まらない──


「お、もうそろそろランチの準備するか!」

マスターが腰を上げた途端、昼一番乗りの常連客がやってきた。


「いらっしゃいませ」

「お、晶ちゃん今日はバイトの日だった?」

常連客の高田さんが席に付ながら声を掛けてくれた。
「今日はなんにしようかな」

「高田さん、今日はブルマンにしなさい、ブルマンに」

「面白いやつだな?なんで晶ちゃんが決めるんだよ俺の飲み物をっ」

マスターがカウンターの中で笑っている。

「今、晶はブルマン煎れる練習してんだよ」

「なんだ練習台か俺は──」

「そう、高田さんはこれから当分ブルマン決定!」

「しょうがないな…じゃあブルマン一つとミックスフライセット」

「あざーす!」

ニコニコ顔で注文を承った。あたしはマスターに教えて貰ったとおりにブルーマウンテンを煎れる。
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