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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第20章 不安的中…
「すみません、アイスカフェオレ二つ!」

カランとドアの鐘がなる──

店に入るなり馴れた感じで飲物を注文するダンディな二人組の中年。

最近、通うようになってきた二人はここ、喫茶「和らぎ」の常連になりつつある。

「いよう晶!」

「いらっしゃい、楠木さんも今日は一緒?」

「ああ、聖夜が午後からドラマの撮影でもう局入りしてるから少し抜けてきたんだよ」

「なるほど」

そう納得するなり、健兄は本題に入った。

「──晶、ちいっと頼まれてくれないか?」

「用件聞いてから考える」

「…しっかりしてんな〜……」

笑顔を向けたあたしに健兄は口を尖らせてぼやいていた。

昼を過ぎた今の時間が一番店が空いてる。

「なんの頼み?」

「晶さんに合いそうな臨時のアルバイトなんだけどどうかと思ってね?」

「臨時の?」

楠木さんがそう割り込んできた。

「今回だけ試しにどう?」

あたしは楠木さんの言葉を聞いて後ろに居たマスターを振り返った。
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