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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第4章 スキャンダル

「あの微妙な火加減操れるようになったら恋も上級者間違いなしね」
そう言ってマスターが煎れたブレンド珈琲を口に含んだ。
「で、そう言う春子さんは玉子割れるわけ?」
高田さんがくくっと笑いながら顔を覗き込んでいた。
いつもの常連さんでカウンターが賑わう中、あたしは混んできたホールの接客に向かう。
「いつみても気持ち良いわね〜晶ちゃんの仕事っぷり。お客増えたでしょ?」
マスターに聞きながらホールで働く姿を眺めた。
「ああ、前のバイトが悲惨だったからね…はは、ギャップがありすぎる。確かに晶を目当ての客は増えたな」
マスターも一緒にカウンター内で珈琲を飲みながら高田さんに視線を向けた。
その視線に高田さんは思わず珈琲を噴き溢す。
「あら動揺した?」
「別にっ…」
春子さんは一つ席を挟んだ隣の高田さんにずいっと身体を寄せる。
「早くしないと誰かに拐われちゃうわよ〜」
言ってニヤニヤと含み笑いを向けている。
高田さんは二人の冷やかしの視線に顔をポリポリと掻いて目を游がせた。

