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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第21章 本気の猛攻撃

「………」
「返信する内容でもないよ」
晶さんは目を見開いたままの俺に携帯を閉じながらそう言って聞かせた。
「……高槻?」
「………」
「なんでアイツからメールくる?──」
「………」
「晶さん?…」
晶さんは俺と目を合わせなかった……
「もしかして続いてる?」
「続いてないよ」
「メール見せて」
「……見てもなんでもないってっ」
「なら見せて」
晶さんは引き下がる気配のない俺の様子に強く溜め息を吐いた──
何かを諦めた様に携帯を俺に差し出す。
渡された携帯を開いて見れば高槻と表示された着信が3日置きくらいの間隔で記録されていた……
「連絡取り合ってんだ?…」
「……取り合ってない。向こうが掛けてくるだけ」
目を合わせないままの晶さんの言葉を疑う自分がいる──
俺って女々しいヤツなんだろうか…
恋人の電話を隈無くチェックする男ってどうなんだろう──
……たぶん…
俺が晶さんの立場なら間違いなく逆ギレもいいとこだ──
今までの俺なら……
自分のテリトリーに土足で入られたような勢いで逆ギレする…
晶さんの電話のリダイヤルを開けば確かに晶さんから掛けた様子は見られなかった。

