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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第21章 本気の猛攻撃
会場に向かうヘリの中から必死に晶さんを捜した──

小さな人込みの中に背の高い男と手を繋ぐ晶さんを見付けた──

長身の恋人どうしでいかにもお似合いの…

どう見ても俺が隣に並ぶよりもお似合いだと思わせる男と手を繋いでる晶さんを見付けた時の俺の胸の内はこの女性(ひと)には到底わからない──

別れて四年も経つのにあっさり俺から晶さんを取り返したヤツにしてみれば、三年なんて時間は欠伸してるようなもんだ、きっと──

「晶さん──」

「………」

「断ったっていうならその証拠見せてよ……」

「──どうやって…」

「そのくらい考えなよ自分で──」

「………」

「明日、……携帯買い替えて…」

「………」

「アイツと一切連絡取れないようにして──…先ずはそれからじゃない?」

「………」

「それからだよ?俺と向き合うのは…」

俺にも覚悟がある──


三年の期限付き。


そんな関係まっぴらごめんだっ…──

「これ返すから…」

ジーンズのポケットから取り出したキーホルダー。

俺はリボンを頭に付けたマウスだけを外して鍵を晶さんに渡した。

「晶さんの気持ちの準備ができたらまた鍵ちょうだい…」

「……わかった…」

「……連絡待ってるから」

自分から晶さんの手に渡した鍵にすごく名残惜しさが込み上げた──

でもここらで俺の覚悟も見せないと晶さんの胸には何も響かない…

中途半端な態度の見せ方で押しの強いアイツが退くなんて考えられないから

だから俺がギリギリの覚悟を晶さんに見せるしかない──

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