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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第21章 本気の猛攻撃

「晶さん…」
「………」
夏希ちゃんが出て行った部屋でベットに横になっていたら急に携帯電話が震えた。
光るディスプレイを覗けば夏希ちゃんの名前が点滅している。
思わずあたしは笑った。
携帯を耳に当てて見れば様子を窺う様な声が呼び掛けてくる──
先に送られてきた束縛メールに続いて今度は寂しそうな声で夏希ちゃんは囁いた。
強気なフリをして仔犬のように小さく尻尾を振る夏希ちゃんに何故かゾクゾクさせられた。
「なに?」
呼び掛けてくる夏希ちゃんにそう返した。
「……携帯買い替えた?」
「………」
さっきから一時間しかたってないんだけど…
「今、夜だよ?ショップ閉まってる」
「街にいったら24時間のとこあるよ」
「………」
「今から行こ?」
「……明日行くから」
「それ嘘だ、晶さん絶対に行かない」
「なんで決めつける?」
「晶さん俺と約束したら全部破るじゃん」
「………」
ちょっと否定できなかった…
破るつもりないんだけど──
何故かそうなっちゃうんだよね?──
何故だ?
無論、流されるからに過ぎないんだけどさ…

