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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第22章 美脚タレ

「晶さん」
「なに?」
高槻の合い鍵窃盗事件から数日が経った夜。
夏希ちゃんは物思いに耽った顔で呼び掛けてきた。
お笑い番組を見て笑っていたあたしはそのままの表情で夏希ちゃんを振り向く。
「すげー笑顔だね…」
「………」
その笑顔のあたしとは真逆に夏希ちゃんは真剣な面持ちであたしを見つめる。
「どした?」
「うん…高槻から何か連絡ある?」
あたしは首を横に振った。
たぶん、突然現れたのは電話番号を換えたせいなのだろう……。
高槻が提示した約束は3年後だ。
アイツはそれまでは当たり障りなく接してくるのだと思った──
高槻は長期戦に持ち込むつもりだ。
「出てもいいから…」
「……?」
「アイツから連絡来ても出ていいよ」
夏希ちゃんは真っ直ぐテレビを向きながらそう口にする。
「俺、思った」
「………」
「アイツとは真っ向から勝負する!コソコソしたやり方で情けないって思われるほうが癪だ!」
「………」
「……連絡取り合ってても晶さん信じるから」
「……うん」
「マジで信じるから」
「うん…」
「頑張って信じるからっ」
「しつこいよ」
まるで自己暗示を掛けるように、夏希ちゃんは何度も“信じる”と呟いていた。
「なに?」
高槻の合い鍵窃盗事件から数日が経った夜。
夏希ちゃんは物思いに耽った顔で呼び掛けてきた。
お笑い番組を見て笑っていたあたしはそのままの表情で夏希ちゃんを振り向く。
「すげー笑顔だね…」
「………」
その笑顔のあたしとは真逆に夏希ちゃんは真剣な面持ちであたしを見つめる。
「どした?」
「うん…高槻から何か連絡ある?」
あたしは首を横に振った。
たぶん、突然現れたのは電話番号を換えたせいなのだろう……。
高槻が提示した約束は3年後だ。
アイツはそれまでは当たり障りなく接してくるのだと思った──
高槻は長期戦に持ち込むつもりだ。
「出てもいいから…」
「……?」
「アイツから連絡来ても出ていいよ」
夏希ちゃんは真っ直ぐテレビを向きながらそう口にする。
「俺、思った」
「………」
「アイツとは真っ向から勝負する!コソコソしたやり方で情けないって思われるほうが癪だ!」
「………」
「……連絡取り合ってても晶さん信じるから」
「……うん」
「マジで信じるから」
「うん…」
「頑張って信じるからっ」
「しつこいよ」
まるで自己暗示を掛けるように、夏希ちゃんは何度も“信じる”と呟いていた。

