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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第22章 美脚タレ
「晶さん…」

耳元で囁く。そんな夏希ちゃんの表情が艶やかに微笑んだ。

顎先に手を添えて一呼吸静かに吐く──

「陽向(ひなた)に望めるそなたもまた美しい……」


笑みを浮かべたまま夏希ちゃんはゆっくりと口を開く…

「……月落ちの闇がそなたを覆い隠すことがあろうとも──

私はそなたを見つけてみせる……

たとえ眩(まばゆ)い陽がそなたを陽炎でまやかそうと──

私はそのぬばたまの瞳の色を見逃さぬでしょう──…
来世になろうとも…私はそなたを離さない──…」


澄んだ声で囁いて見つめた。


瞳には綺麗な輝き……

曇りなき愛の言葉──



「…ってね…最終話で光の君が藤壺に最後に言う言葉。俺のお気に入り…」


夏希ちゃんはクスリと柔らかく笑った。

微笑みながらあたしの頬を撫でる。


「お気に入り…」

「うん…──」


あたしの呟きに頷いて返すと微笑んだ瞳が急に真剣な光を放った。

「晶さんを想う俺の気持ちとまったく同じ…台本読んだときにすごく感情移入した…」

「……」

「俺、最終話の撮影たぶんすごいかも」

「すごいって?」

「感情移入し過ぎて暴走すると思う……」

「危険だ」

夏希ちゃんは頷いた。

「舞花を襲ったらごめん」
「ぬ!?」

「……興奮して晶さんと間違って襲ったらごめん」

──…っ

せっかく綺麗な告白の言葉を聞いたのに夏希ちゃんてばっ──

ちと、むぅっとなる。
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