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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第23章 疑惑の波紋

「ランチまだいけるか?」
カランと鐘が鳴ると同時に現れた健兄がそう訊ねてきた。
「3時回ってるけど…マスターに出来るか訊いてくる」
どう見てもランチの時間から大幅に過ぎているにも関わらず、一応聞いてくるってことは特別に作ってくれ。なんて最初から言ってるわけで…
社長の健兄と一緒に現れた夏希ちゃんはカウンターに並んで腰を下ろした。
何だか部屋とは違う場所で逢えて嬉しいって顔を向けてくる…。
そんな夏希ちゃんとは真逆にあたしはブルーなままだった──
ついさっきまでここに居た舞花の顔が頭に浮かぶ。
“ほんとの恋人になる”
どんな想いでその言葉を舞花に言ったんだろう──
もしあたしとダメになった時のキープとか?…
どうせなら繋ぎ止めて置いても損はないとか?…
舞花が売れてお似合いの人気スター同士になった頃にあたしのほうが捨てられるとか……
ブルーなあたしの感情は、突然現れた元、恋人の証言で深い海の底のようにどんどん沈んでいく──
「ランチできるって、おろしバーグとポークソテーどっちにする?」
あたしはマスターにランチが出せるか確認してから注文を取った。
カランと鐘が鳴ると同時に現れた健兄がそう訊ねてきた。
「3時回ってるけど…マスターに出来るか訊いてくる」
どう見てもランチの時間から大幅に過ぎているにも関わらず、一応聞いてくるってことは特別に作ってくれ。なんて最初から言ってるわけで…
社長の健兄と一緒に現れた夏希ちゃんはカウンターに並んで腰を下ろした。
何だか部屋とは違う場所で逢えて嬉しいって顔を向けてくる…。
そんな夏希ちゃんとは真逆にあたしはブルーなままだった──
ついさっきまでここに居た舞花の顔が頭に浮かぶ。
“ほんとの恋人になる”
どんな想いでその言葉を舞花に言ったんだろう──
もしあたしとダメになった時のキープとか?…
どうせなら繋ぎ止めて置いても損はないとか?…
舞花が売れてお似合いの人気スター同士になった頃にあたしのほうが捨てられるとか……
ブルーなあたしの感情は、突然現れた元、恋人の証言で深い海の底のようにどんどん沈んでいく──
「ランチできるって、おろしバーグとポークソテーどっちにする?」
あたしはマスターにランチが出せるか確認してから注文を取った。

