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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第25章 虎視眈々(コシタンタン)

四六時中──
それこそ役を演じる時だって晶さんを想う感情を思い出しながらやってる。
逢いたいって思ったから喫茶店にだって逢いに行ったのに…こんなことになるなら行かなきゃよかったっ──
「晶さんのほうが可愛いよ…俺、晶さんにいっぱい好きって言ってるじゃんっ…晶さんがフラ付くから俺だってって思っただけなのにっ…」
そうぶつけながら強く抱きしめた。
こんなやり取り、はっきり言って俺の分が悪すぎる──
俺が責めた筈だったのに、いつの間にか形勢が逆転していた。
「じゃあ、もうその新人の子は誘わないんだ?」
「うん…」
晶さんはやけに俺が言った新人のことを気に掛けてくる──
「晶さんヤケにツッコンでくるね?…新人の女の子がそんなに気になるの?」
「なるよ」
「なんで?」
「夏希ちゃんを浮気したい気持ちにさせる相手なら見ておきたい──」
「………」
正直言うと俺も見てみたい…
はっきり言ってその新人を見たのはマリオとの絡みで流れてたCMの脚だけだ。
威張って可愛いなんて言ってはみたものの、顔はどうだかわからない…
ただ──…やっぱり晶さんはニヤニヤと怪しい笑みを浮かべている。

