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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第26章 君のために

興奮する想いを抑えるように晶さんを強く抱き締める。
「なんでこんな好きかな、もう俺、骨抜きなんですけどっ…すげー好き過ぎてアホみたいなんですけどっ…」
「ぶっ…」
「だから笑っちゃダメだって!」
「だって…」
抑えきれず口にすればするほど晶さんは頬を歪めて必死な俺を笑う。
「だってなにっ」
「だって…夏希ちゃん可愛いから…」
「………」
「可愛いから笑っちゃう」
「なにそれ?バカにしてる?」
「違うよ。可愛くて堪んないから笑っちゃうの」
「いい方の意味なの?」
「そだよ」
「っ…なんか納得いかないけど許すしかないじゃん、んな言ったらっ…」
「ぷっ…」
「またっ!?」
晶さんは思いきり笑いながらごめんと繰り返して抱き締めてきた。
「俺だけ夢中じゃんっ…」
「そんなことないよ」
晶さんの胸に抱き締められながら愚痴る俺の頭を晶さんの手が優しく撫でる。
「俺だけ大好きじゃん……」
「そんなことないよ」
言いながら晶さんの指先は踊るように俺の髪を遊ばせる。
「あたしすごく夏希ちゃんのこと好きになってきてる」
「“なってきてる”?」
「うん」
「おや、まだ過程ですか?」
「うん、これからだから」
「これからなんだ?」
「……うん、男と女じゃ愛し方も好きになる過程も違うの」
「………」
「わかった?」
「なんとなく…」

