この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第27章 想いすぎるからこそ

晶さん以外に夢中になれる人がいない──
意地を張ってた俺がやっと探りだして決めた浮気相手は結局晶さんだった──
「有り得なくないか……」
「なにがだ?」
ボソっと呟いた俺に社長が声を掛ける。
「晶さんが芸能界入るとかって有り得ない──」
実力派なんてのも有り得ない
人気でてオファー連続も有り得ない
全てを有り得ないことにしたい──
浮気相手に選んじゃうくらい結局俺は晶さんに夢中なわけで…
離れられないことを再認識させられたわけで…
「………」
「まあ、晶にとってもこっちの仕事は小遣い稼ぎ程度だ。だからメインは喫茶店、で…そっちのスケジュールに併せて仕事を入れてるしな…そう考え込むな」
社長は何気に考え込む俺をフォローしてくる。
「せっかく晶で仕事がこっちに流れてきてるんだ。そのために舞花には育ってもらわにゃならん…お前もそこは協力しろ」
「………」
「舞花が出来なきゃ結局、晶を引っ張り出さなきゃならん」
「わかったよ、協力するよ…」
めんどくさいけどそうするしかない。
芸能事務所はタレント売れなきゃやっていけないわけだし…
ラブシーンとか露出とかなきゃなんとか我慢はできる。……筈だから…

