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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第27章 想いすぎるからこそ

蓋の隙間からは湯気が立ち上る──
火に掛けられた鍋のお陰で寒かった部屋がだいぶ暖まってきていた。
暖房入れるには微妙な季節。
部屋着に少し厚手のパーカーを羽織るくらいでなんとか凌げる気温だ。
煮たってきた鍋をグルグルかき回していると電話が鳴った。
「晶さん今着いたから部屋に入ってもいい?」
「うん」
返事をするとしばらくしてから玄関のドアが開いた。
オナニー事件以来の夏希ちゃんの突撃確認コール。
夏希ちゃんはしっかりと約束を守って家に入る前には連絡をしてくれている。
「なに作ってるの?」
キッチンに立つあたしの背後に回り、後ろから抱き締めると鍋を覗いた。
「シチュー?」
「うん、昨日夏希ちゃんのCM視たら食べたくなったから……あのCMちょー可愛い」
夏希ちゃんと子役の男の子が歌いながら踊ってシチューを作る映像が頭の中で流れる。
「あれ可愛いかった?」
「うん、微妙に音程外れるとこめちゃ可愛い」
「虎太郎につられるからしょうがない…面白いからって、撮り直し無しであのままOK貰った」
夏希ちゃんは然り気無く言い訳しながら首筋に唇を押し当ててきた。
火に掛けられた鍋のお陰で寒かった部屋がだいぶ暖まってきていた。
暖房入れるには微妙な季節。
部屋着に少し厚手のパーカーを羽織るくらいでなんとか凌げる気温だ。
煮たってきた鍋をグルグルかき回していると電話が鳴った。
「晶さん今着いたから部屋に入ってもいい?」
「うん」
返事をするとしばらくしてから玄関のドアが開いた。
オナニー事件以来の夏希ちゃんの突撃確認コール。
夏希ちゃんはしっかりと約束を守って家に入る前には連絡をしてくれている。
「なに作ってるの?」
キッチンに立つあたしの背後に回り、後ろから抱き締めると鍋を覗いた。
「シチュー?」
「うん、昨日夏希ちゃんのCM視たら食べたくなったから……あのCMちょー可愛い」
夏希ちゃんと子役の男の子が歌いながら踊ってシチューを作る映像が頭の中で流れる。
「あれ可愛いかった?」
「うん、微妙に音程外れるとこめちゃ可愛い」
「虎太郎につられるからしょうがない…面白いからって、撮り直し無しであのままOK貰った」
夏希ちゃんは然り気無く言い訳しながら首筋に唇を押し当ててきた。

