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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第28章 ラブチェス
なんか深い意味があったのだろうか?

たんに自分の技術を誉めたのかわからない言葉にあたしは取り合えず礼を返す。
フロント、サイド、バック。三ヶ所から簡単にヘアスタイルの写真を撮るとマモルさんはあたしのうなじに触れた。

「──…っ…」

触り方がいつもと違うように感じたのは気のせいだろうか?

襟足の髪を整えて斜め後ろからのアングル写真を最後に写して終了する。

あたしはもう一度鏡をチラリと覗いて自分の代わり映えを確認した。

ん〜
中々いい感じ。
初めてのウェーブスタイルに大満足だ。
なんかここまでしてもらってタダって悪いな…

一応売れっ子美容師さんだし。。。

たまには払うか?


「マモルさん、パーマ代だけでも…」

席を立って預かって貰っていたバックを受け取り財布を取り出すとマモルさんはその手を止めた。

「お金もらったらお客様になっちゃうから止めて」

「え?……」

「お客様になったら口説けなくなっちゃうから俺が困る」

「………」

「ね。…だからお代はいいよ」

「………」

それ言われたらますます払わなきゃって思うんですけど……

そんなあたしの考えを他所に、マモルさんは店を手早く閉めていく。

シャッターを降ろしながらマモルさんはあたしを振り返った。

「遅くなったからおいしいピザご馳走するけど行かない?」


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