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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第28章 ラブチェス
あまりにも自然体。美容室に居るときと全く違和感がないお陰で口説かれ未遂を忘れ、あたしはつい楽しく食事をしていた。

「いいなやっぱり……」

「……?…」

運ばれてきたピザを頬張るあたしをマモルさんは高いテーブルに肘を付いて眺める。

食べてる姿を微笑まし気に見つめられ、ピザを口に運ぶ手が止まった。

「いいとは?」

訪ねたあたしにマモルさんは、んー…と笑みを浮かべピザを手にする。

「ここね、女のこ連れて来たの倉ちゃんが初めて…」
「………」

「やっぱ連れて来るからには楽しく食べてくれる子じゃないとさ…」

「………そですね」

「その点で倉ちゃんはやっぱいいね、思った通り」

「………」

「プライベートで一緒に居ると楽しい」

「………」

マモルさんはそう呟くと大人の笑みを向けてくる。

どうしよう──

やっぱり口説かれてるのかな……

今一読めない

読めないから避けようがない……


微妙な力加減で橋をぐらぐら揺らされてる感じがする。

マモルさんはご機嫌に小さく鼻唄を奏で、店を眺めて笑みを浮かべたままだ。

その仕草を見てこの店を相当気に入ってる様子が窺える。

さっきの言葉はあまり深い意味はないのだろうか?

やばい、あたし…
なんか揺れてる?

思わせ振りなマモルさんの言葉にいちいち考え込んでしまう自分に少しだけ焦っていた。

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