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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第30章 バイトの王子様

普段は履かないスカートなんて買ってしまうとやっぱりそれに併せた足元ファッションを考える。
靴を見て居たらその隣のタイツ専門店へと足が流れ、ふと、店の戦略にまんまと嵌まっている自分に気が付いた。
「ま、いっか。たまのことだし……」
なんて、自分を甘やかす言葉を吐きながらあたしはタイツを選んでいた。
店をちょこちょこ移動しながらかさ張っていく紙袋がガサガサと擦れ合う。
もう少し何か見ようかな…なんて回りを見渡したところで丁度、電話のバイブが着信を知らせた。
「お待たせ、今どこかな」
マモルさんだ。
約束の一時間より20分も早い。
「今、丸ビルで買い物済ませたとこです」
「丸ビル? 丁度良かった。その近くに車止めてるから下で待ってて」
切れた電話を鞄にしまい、あたしはマモルさんを待つこと数分……
「中で待ってれば良かったのにっ…」
ビルの外で待っていたあたしに言いながら、マモルさんは何気に肩を抱いてビル内に引き込んだ。
「カラーは少し時間掛かるから、軽く腹ごしらえしてから店に行こうと思うけど、倉ちゃんはどうですか」
「あは!それに異論は無しですっ」
歩きながら街頭インタビューの様にエアーマイクをあたしの口元に近付けて、そう伺いを立てたマモルさんにあたしも自然に答えていた。
靴を見て居たらその隣のタイツ専門店へと足が流れ、ふと、店の戦略にまんまと嵌まっている自分に気が付いた。
「ま、いっか。たまのことだし……」
なんて、自分を甘やかす言葉を吐きながらあたしはタイツを選んでいた。
店をちょこちょこ移動しながらかさ張っていく紙袋がガサガサと擦れ合う。
もう少し何か見ようかな…なんて回りを見渡したところで丁度、電話のバイブが着信を知らせた。
「お待たせ、今どこかな」
マモルさんだ。
約束の一時間より20分も早い。
「今、丸ビルで買い物済ませたとこです」
「丸ビル? 丁度良かった。その近くに車止めてるから下で待ってて」
切れた電話を鞄にしまい、あたしはマモルさんを待つこと数分……
「中で待ってれば良かったのにっ…」
ビルの外で待っていたあたしに言いながら、マモルさんは何気に肩を抱いてビル内に引き込んだ。
「カラーは少し時間掛かるから、軽く腹ごしらえしてから店に行こうと思うけど、倉ちゃんはどうですか」
「あは!それに異論は無しですっ」
歩きながら街頭インタビューの様にエアーマイクをあたしの口元に近付けて、そう伺いを立てたマモルさんにあたしも自然に答えていた。

