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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第30章 バイトの王子様

「…っ!?…」
また攻撃されると思った俺の躰がつい身構える。
「なにビビってんの…」
「……っ…」
晶さんは微かにそんな俺に呆れながら袋を受け取れと顔をしゃくった。
「今日買ったやつ。でももう要らない」
「………」
短い言葉を伝えたまま晶さんはふて寝するように背中を向けて横になる。
俺は手にした紙袋の中身を探って取り出すと広げてそれを目の前で眺めた。
柔らかいクリームカラーのフワリとしたフレアー、膝丈くらいの可愛いミニのスカートだ……
「スカートなんて買って……どこで履くわけ…」
こんな可愛い服をどこに履いて行く気でいたんだ?
そう思いながらまたモヤモヤしてくる。
「可愛い服一枚もないから夏希ちゃんとデートする時にって今日買った…」
「───…」
「でももう要らない──」
「えっ!? なんでっ!?」
「疑われてばかりでケチがついたっ! そんな服要らない、捨てといて」
「……っ…」
「どのみちもう二度と履かないし──…」
「………ちょ…っ」
「だから行ってきなよ、舞花のところに」
「な、……」
「努力しようとして疑われるんだからもうやりようないから…」
「………」
背を向けた晶さんを見つめ、俺はしまったと口を両手で塞いで上を見た。
また攻撃されると思った俺の躰がつい身構える。
「なにビビってんの…」
「……っ…」
晶さんは微かにそんな俺に呆れながら袋を受け取れと顔をしゃくった。
「今日買ったやつ。でももう要らない」
「………」
短い言葉を伝えたまま晶さんはふて寝するように背中を向けて横になる。
俺は手にした紙袋の中身を探って取り出すと広げてそれを目の前で眺めた。
柔らかいクリームカラーのフワリとしたフレアー、膝丈くらいの可愛いミニのスカートだ……
「スカートなんて買って……どこで履くわけ…」
こんな可愛い服をどこに履いて行く気でいたんだ?
そう思いながらまたモヤモヤしてくる。
「可愛い服一枚もないから夏希ちゃんとデートする時にって今日買った…」
「───…」
「でももう要らない──」
「えっ!? なんでっ!?」
「疑われてばかりでケチがついたっ! そんな服要らない、捨てといて」
「……っ…」
「どのみちもう二度と履かないし──…」
「………ちょ…っ」
「だから行ってきなよ、舞花のところに」
「な、……」
「努力しようとして疑われるんだからもうやりようないから…」
「………」
背を向けた晶さんを見つめ、俺はしまったと口を両手で塞いで上を見た。

