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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第6章 喫茶「和らぎ」
たまにチラリと夏希ちゃんを見ると必ず目が合う…ってことは夏希ちゃんは確実にあたしを目で追ってるわけで……。

あたしはホールの仕事をしながら夏希ちゃんに“こっち見るな!”なんて念じていた。

「うーん…確実に追ってるなあれは」

高田さんの指摘にマスターまでもが夏希ちゃんの視線の先を観察しはじめていた。

なんだか視線があたしに集中してるんですが──!?


結果、そうなっちゃうわけで…


「芸能人の目を惹き付けるなんてこりゃ、いよいよデビューだな?」

なんてマスターは笑っていう。

「晶ちゃんは和らぎのアイドルだからな」

高田さんまでもがマスターに便乗している。

「なんか面白がってるね二人して」

「いやいや、真面目な話しだぞ、晶!来年は晶の写真で店のカレンダー作るかな。ははっ!」

「売れないからやめてよ」

「大丈夫、真っ先に買い占めるファンが確実に一人いるから!」

そうマスターが言った直後に笑っていた高田さんが突然コーヒーを噴き出していた。

まさかカウンターでこんな話が浮き上がってるとも知らず、夏希ちゃんはコーヒーカップを口に運んでいる。

暫くすると、店のドアが開きスーツ姿の男性客が訪れた。

その人に向かって夏希ちゃんは手を上げている。
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