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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第6章 喫茶「和らぎ」

色紙を受け取り慣れた手付きでサインを書く。
その表情はあたしの知らない夏希ちゃんだった…
あ、やっぱ芸能人だ──
ちとドキッとする反面、そこにはあたしの知らない夏希ちゃんが居て妙な寂しさも半分て感じ…
「はい」
「有難うございます」
色紙を受け取りつい手を差し出すと、夏希ちゃんはちょっと驚いて笑いながら握手してくれた。
「いつも見てます」
「うそ付けっ…俺に興味もなかったくせにっ…」
「見てるよ、いつも…」
冗談で不貞腐れた顔をする夏希ちゃんが、あたしの言葉にふと表情を止めた。
「ありがとう…」
なんだか照れた様に帽子のつばを下げる。
ああ、この顔はあたしの知ってる夏希ちゃんだ──
少しホッとしてあたしは貰った色紙をマスターに渡した。
「……ん?なに高田さん」
ちょこちょこホールの仕事をこなし、カウンターに戻ってきたあたしを高田さんが見ている。
「晶ちゃん、もしかして惚れられちゃった?」
「は!?…なにそれ」
「なんか彼の晶ちゃんを追う目が……」
「──……まさか?」
気持ち焦りを誤魔化し間を置いてそう返す。
さすが部下を持つ人だ──読みが鋭いっ
夏希ちゃんは芸能人だから存在に気付かれたら人目を受けるわけで…
その夏希ちゃんの取る行動は周囲にもバレてしまう──
その表情はあたしの知らない夏希ちゃんだった…
あ、やっぱ芸能人だ──
ちとドキッとする反面、そこにはあたしの知らない夏希ちゃんが居て妙な寂しさも半分て感じ…
「はい」
「有難うございます」
色紙を受け取りつい手を差し出すと、夏希ちゃんはちょっと驚いて笑いながら握手してくれた。
「いつも見てます」
「うそ付けっ…俺に興味もなかったくせにっ…」
「見てるよ、いつも…」
冗談で不貞腐れた顔をする夏希ちゃんが、あたしの言葉にふと表情を止めた。
「ありがとう…」
なんだか照れた様に帽子のつばを下げる。
ああ、この顔はあたしの知ってる夏希ちゃんだ──
少しホッとしてあたしは貰った色紙をマスターに渡した。
「……ん?なに高田さん」
ちょこちょこホールの仕事をこなし、カウンターに戻ってきたあたしを高田さんが見ている。
「晶ちゃん、もしかして惚れられちゃった?」
「は!?…なにそれ」
「なんか彼の晶ちゃんを追う目が……」
「──……まさか?」
気持ち焦りを誤魔化し間を置いてそう返す。
さすが部下を持つ人だ──読みが鋭いっ
夏希ちゃんは芸能人だから存在に気付かれたら人目を受けるわけで…
その夏希ちゃんの取る行動は周囲にもバレてしまう──

