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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第32章 これがTV局

「君は案外、業界向きだ」
「どこが?」
「嫌だと言いながら、結局は仕事をこなしてる…完璧にね」
マリオは笑いながら肩を竦めた。
「ここでは売れるタイプがあるからね。流されるタイプは仕事が向こうからやってくる。逆に我が儘いうタイプなら自分から自分のやりたい仕事を掴みとる。そうじゃないとやっていけない……」
「………」
「君は明らかに前者だ。だから仕事はどんどん向こうからくるよ。扱いやすいタレントってのはウリになるからね」
「──……今のは誉めた?」
色々言われた気がするけど素直に聞けないのは何故だろう──
見上げるあたしをマリオはふっと笑っていた。
「シャツを一枚羽織るように意見したのは僕だよ」
「………」
「君に役を降りられるのは仕事のパートナーとして心外だからね」
言いながらマリオはウインクしてみせる。
「僕くらいになると、監督にも意見が通せるようになるから…」
「………」
「シャツ一枚羽織ってもセクシーに見えるように僕が演じてカバーするって言っておいたし……」
あたしの肩に手を置いて、そう口にしたマリオの緩んだ瞳がなんだかとても妖しく見えた気がした……。
「どこが?」
「嫌だと言いながら、結局は仕事をこなしてる…完璧にね」
マリオは笑いながら肩を竦めた。
「ここでは売れるタイプがあるからね。流されるタイプは仕事が向こうからやってくる。逆に我が儘いうタイプなら自分から自分のやりたい仕事を掴みとる。そうじゃないとやっていけない……」
「………」
「君は明らかに前者だ。だから仕事はどんどん向こうからくるよ。扱いやすいタレントってのはウリになるからね」
「──……今のは誉めた?」
色々言われた気がするけど素直に聞けないのは何故だろう──
見上げるあたしをマリオはふっと笑っていた。
「シャツを一枚羽織るように意見したのは僕だよ」
「………」
「君に役を降りられるのは仕事のパートナーとして心外だからね」
言いながらマリオはウインクしてみせる。
「僕くらいになると、監督にも意見が通せるようになるから…」
「………」
「シャツ一枚羽織ってもセクシーに見えるように僕が演じてカバーするって言っておいたし……」
あたしの肩に手を置いて、そう口にしたマリオの緩んだ瞳がなんだかとても妖しく見えた気がした……。

