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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第32章 これがTV局

「…もしかして…マリオもビキニなのかな…」
ふと、自分のビキニ姿を見て、つい疑問が口を突いて漏れていた……。
「前に掛かると邪魔になるから」
カーテン裏から出ると衣装さんはあたしが止めていたシャツのボタンを外して前を肌けた。
まあいい、ビキニ一枚よりは羽織らせて貰えるだけでも…
そう思い直して上からローブを着込む。
スタジオ内に入ると目の前には白い砂浜と海のセットが広がっていた。
強い日射しにも近い白熱のライトが太陽とも変わらぬ暑さで沢山照らしている。
スタジオ内はとても暖かい。
その傍らでお洒落な白いサマースーツを着たマリオが監督と話をしていた。
「やっぱスーツか…」
マリオの衣装を見て呟くと、まるで聞こえたようにマリオが振り向く。
「ビキニ一枚は嫌ってゴネたんだって?」
近づいてくるとマリオは笑いながらそう話し掛けてきた。
「素人だって言いたいんでしょ…」
「はは、言わないよ。結局着てるわけだし」
「………」
確かに言われてみればそうだ。

