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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第32章 これがTV局

「マリオが……」
ガムの仕事!?
知らない所で仕事を獲られ、挙げ句、晶さんにまで手を出されてる──
マンションに向かうタクシーの中、俺は向かっ腹立てながら車から降りていた。
晶さんにはスタジオで別れたまま電話も入れていない。勢いついたままだと何を言うか自分でもわからない。
そう思ったからこそ自分の苛立ちが治まるまでは、声を聞くのを控えた方がいいと俺なりに判断したからだ──
晶さんのことに加え、髭から言われたその現実に、俺は少なからず気持ちが落ち込んでいた。
ほんとはこんな時にこそ晶さんをめい一杯抱き締めたいんだけど……
弱々しく溜め息を吐きながら、玄関の鍵を開ける。
体感センサーで勝手に付く部屋の明かり。
ただ、ふと顔を上げると部屋の明かりはもう先に付いていた。。。
「え、…──あれっ!? なんで居るの!?」
対面キッチンに立つ、エプロンをした恋人に俺は驚いて聞いた。
俺の恋人は何も言わず黙々と何か料理している──
「──……っ…え、何っ!? なんで!? いったい何企んでんのっ!?」
正直めちゃめちゃ嬉しいんだけど──っ…
気持ちが落ち込んでたせいか素直に喜べなくて俺は晶さんの回りを窺うように彷徨いて回った。
ガムの仕事!?
知らない所で仕事を獲られ、挙げ句、晶さんにまで手を出されてる──
マンションに向かうタクシーの中、俺は向かっ腹立てながら車から降りていた。
晶さんにはスタジオで別れたまま電話も入れていない。勢いついたままだと何を言うか自分でもわからない。
そう思ったからこそ自分の苛立ちが治まるまでは、声を聞くのを控えた方がいいと俺なりに判断したからだ──
晶さんのことに加え、髭から言われたその現実に、俺は少なからず気持ちが落ち込んでいた。
ほんとはこんな時にこそ晶さんをめい一杯抱き締めたいんだけど……
弱々しく溜め息を吐きながら、玄関の鍵を開ける。
体感センサーで勝手に付く部屋の明かり。
ただ、ふと顔を上げると部屋の明かりはもう先に付いていた。。。
「え、…──あれっ!? なんで居るの!?」
対面キッチンに立つ、エプロンをした恋人に俺は驚いて聞いた。
俺の恋人は何も言わず黙々と何か料理している──
「──……っ…え、何っ!? なんで!? いったい何企んでんのっ!?」
正直めちゃめちゃ嬉しいんだけど──っ…
気持ちが落ち込んでたせいか素直に喜べなくて俺は晶さんの回りを窺うように彷徨いて回った。

