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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第32章 これがTV局

「マリオが今までのイメージを変えてきてる…」
「───…」
「この間のヌードルのCM観てわかるだろ? あれは明らかにお前のジャンルだ──」
「……っ…」
「普段スーツでワイルドにビシッと決めるヤツがカップ麺啜る恋人に笑いかけて垂れた鼻を拭いてやる──…人間ってのは人の以外な一面に惚れやすい。お前が大人の女性にファン層を広げたように……マリオはその逆…面倒見のいい優しい男ってジャンルで妹層にファンが拡大してる──」
「───……」
「これからは間違いなく“被る”な。ジャンルが」
社長は言いながらデスクに座る俺の尻をはたいた。
「わかったら晶のことなんか気にする前に仕事を手に入れてこい! 実際、マリオに一個持っていかれてるからな!」
「何をっ…」
「ガムの仕事だ!」
「───…」
「毎年契約更新してたのが今回はなにも言ってこん! 向こうに探りを入れたらマリオに新しいCMのオファーがいったそうだ」
「………」
「余裕こいてるからお前は飽きられたんだよっ…たく。ちったぁ危機感を感じろ」
髭は言いながらペンで背中を掻いて罵倒する。
意味もなくこの仕草に腹が立つ。髭の口の悪さには慣れててもさすがに俺のプライドが傷付いた。
「───…」
「この間のヌードルのCM観てわかるだろ? あれは明らかにお前のジャンルだ──」
「……っ…」
「普段スーツでワイルドにビシッと決めるヤツがカップ麺啜る恋人に笑いかけて垂れた鼻を拭いてやる──…人間ってのは人の以外な一面に惚れやすい。お前が大人の女性にファン層を広げたように……マリオはその逆…面倒見のいい優しい男ってジャンルで妹層にファンが拡大してる──」
「───……」
「これからは間違いなく“被る”な。ジャンルが」
社長は言いながらデスクに座る俺の尻をはたいた。
「わかったら晶のことなんか気にする前に仕事を手に入れてこい! 実際、マリオに一個持っていかれてるからな!」
「何をっ…」
「ガムの仕事だ!」
「───…」
「毎年契約更新してたのが今回はなにも言ってこん! 向こうに探りを入れたらマリオに新しいCMのオファーがいったそうだ」
「………」
「余裕こいてるからお前は飽きられたんだよっ…たく。ちったぁ危機感を感じろ」
髭は言いながらペンで背中を掻いて罵倒する。
意味もなくこの仕草に腹が立つ。髭の口の悪さには慣れててもさすがに俺のプライドが傷付いた。

