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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第6章 喫茶「和らぎ」
手には小さなトランクケースを持っている。

いつもの指定の席に座るなり春姉は切り出した。

「今のお客常連さん!?あたし見たことない!?いつも何曜日に来てんの!?」

質問責めだ…

「今日が初めてだよ」

見かねたマスターが口にした。

「これから通ってくれるそうだから…頼むから怯えさせないで欲しいな」

マスターは真剣にお願いしていた。

「まじっ?来たら連絡頂戴!」

マスターのお願いが伝わったかどうかは不明のようだ。鼻唄を歌い始めた春姉にあたしは声をかけた。

「その荷物どうしたの?」

「ああ、研修旅行の引率で伊勢にいってきたの、さっき帰りついたとこ。みて、赤福!!」

春姉はそう言って思い出したように手土産の赤福餅を差し出した。

「高田ちゃんも要る?」

「独り身だからそんなに貰っても…」

六個入りを差し出されて高田さんはそう口ごもる。


「そうよね、そうよね〜っ!早く赤福一緒に食べてくれる彼女見つけなきゃね〜」

「なんで赤福限定?」

テンション高い春姉に高田さんは笑いながら答えている。

「これ開けちゃうか」

マスターが貰った赤福を開け始めた。

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