この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第33章 ラブライフ

毎年恒例。
高田さんも間接的に、この春子姉の会社の義理立てに参加させられる羽目になる。
高田さんは一個四千円のケーキを三つ買わされて二個はあたしに毎回くれるわけで──
一つはアイスケーキともう一つはスポンジケーキ。
何気にあたしもこの恒例に春子姉の姪っ子同様、有り難く授かっている一人だったりするわけだ。
今夜は早くの店じまい。
貰ったケーキを自転車のカゴにギリギリ詰め込んで、あたしは家路を目指した。
夏希ちゃんのマンションへの道に慣れたこの頃。
マスターが作ってくれたローストチキンも手土産にしてあたしは自転車を走らせる。
部屋に帰れば夏希ちゃんが腕を奮って御馳走を用意してくれていた。
「お帰り」
嬉しそうな顔で振り返る。
「何作ったの?」
「簡単な物だよ、チキン貰ったって聞いたし二人だから沢山ありすぎても食べきれない」
そう言った夏希ちゃんの手元をあたしは覗いた。
「簡単そうには見えない…」
「炊飯器で炊いたパエリアとサラダ…あとオニオンスープ。簡単じゃん」
「………」
盛り付けのせいなのだろうか──
あとはチーズとクラッカーのオードブルがテーブルに並んでいる。それもよく見れば、自分で色々具材を乗せて楽しめるようにしてあった。
確かに手は込んではいない。
「料理センスか…」
あたしはフーンと鼻を鳴らしながらテーブルに座った。
高田さんも間接的に、この春子姉の会社の義理立てに参加させられる羽目になる。
高田さんは一個四千円のケーキを三つ買わされて二個はあたしに毎回くれるわけで──
一つはアイスケーキともう一つはスポンジケーキ。
何気にあたしもこの恒例に春子姉の姪っ子同様、有り難く授かっている一人だったりするわけだ。
今夜は早くの店じまい。
貰ったケーキを自転車のカゴにギリギリ詰め込んで、あたしは家路を目指した。
夏希ちゃんのマンションへの道に慣れたこの頃。
マスターが作ってくれたローストチキンも手土産にしてあたしは自転車を走らせる。
部屋に帰れば夏希ちゃんが腕を奮って御馳走を用意してくれていた。
「お帰り」
嬉しそうな顔で振り返る。
「何作ったの?」
「簡単な物だよ、チキン貰ったって聞いたし二人だから沢山ありすぎても食べきれない」
そう言った夏希ちゃんの手元をあたしは覗いた。
「簡単そうには見えない…」
「炊飯器で炊いたパエリアとサラダ…あとオニオンスープ。簡単じゃん」
「………」
盛り付けのせいなのだろうか──
あとはチーズとクラッカーのオードブルがテーブルに並んでいる。それもよく見れば、自分で色々具材を乗せて楽しめるようにしてあった。
確かに手は込んではいない。
「料理センスか…」
あたしはフーンと鼻を鳴らしながらテーブルに座った。

