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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第33章 ラブライフ

部屋の隅に飾ったツリー。

二人で食事を楽しみながら夏希ちゃんは甲斐甲斐しくあたしのお皿に料理をとって乗せてくれる。

尽くしてもらう気持ちよさ。あたしは存分にそれを味わっている。

夏希ちゃんはどうなんだろう──

そう思うあたしの前で、夏希ちゃんも楽しそうにちょこまかと動いてはニコニコ笑っている。


たらふく食べて二人でお風呂に浸かり仲良くベッドに入る。

夏希ちゃんは終始楽しそうな笑みを絶やさずにあたしに向けていた。

「晶さん……」

横になって向かい合うと夏希ちゃんはあたしの手に唇を押し付けながら囁いた。

「俺、こんなX'masって初めて過ごした……」

「楽しかった?」

「楽しいってかすごい幸せな感じ」

「女性経験、沢山あるっていってたのに…初めてなんだ?」

「………」

夏希ちゃんはごろんと天井を向いて考えていた。

「うん…沢山ありすぎても何も残ってないね……」


今までの付き合った彼女を振り返ったのか、夏希ちゃんは小さく口にした。

そしてまたあたしの方を向き直ると頬を撫でた。

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