この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第35章 予測不能のシナリオ


「そんなに仕事が欲しいなら脱ぎまくって獲ればいいじゃない!? ほら、よく売れないアイドルとかが最後にやる手段でヘアヌードとかっ! 一回脱いだんだから何やっても平気でしょ!?」

「……っ…」

舞花は真っ赤な顔で目を見開いた。徐々に歪んでいく舞花の表情が、激しくプライドを傷付けたことを知らせる。

それでもまだ言い足りない──

口を開きかけたそんなあたしの腕を夏希ちゃんは強く掴んでいた。

「晶さんっ言い過ぎだってっ…」

「だからなにっ!?──」

夏希ちゃんに掴まれた腕を振り払って思いきり叫ぶ。
「先に言われたのはこっちだからっ…言い返されて泣きそうなら言わなきゃいいだけでしょっ!? いい加減にして欲し──っ…」

口から溢れ出す毒を吐ききる前に、あたしの頭から静かに水が滴り落ちていた……

目を見開いて上を見れば、その視界に紙コップを逆さにした夏希ちゃんが映り込む。

「…っ…」

頭がヒヤリとしてくる。

あたしの飲み残しだったミネラルウォーター。よく見れば、ドレッサーのテーブルに置いていた筈のそれは夏希ちゃんの手に握られていた──

「な、に…これ…」

茫然とするあたしに真顔を向ける。少し怒った表情で夏希ちゃんはポツリと言った。

「いい加減にするのは晶さんの方だから……」

「………」

見たこともない厳しい表情が前にある。その顔で口にした声は頭を濡らした水よりも、なんだかとても冷たかった──

「…少し頭冷やしなよ」

「──……」

夏希ちゃんは驚いたままのあたしに背を向けポツリと呟くと、今にも泣きそうな舞花に声を掛けていた……
/1045ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ