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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第35章 予測不能のシナリオ

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「だめだよ…ここを出ていくのも俺から離れるのも……」
後頭部を包んだ手のひらで晶さんの髪を揉むようにゆっくり撫でる。
「晶さんは俺のだから……勝手に出ていったら許さない」
ここまで俺に執着を持たせたのは晶さんだから──
お願いだからこの腕の中で大人しくしていて欲しい。
脅してでも何をしても──
手離すことだけはしたくない
そんな想いが通じたのか…
晶さんは顔を上げると今度は俺を真っ直ぐにその瞳に映し、固く結んでた口を開く。
「……そんなことっ…わか…ってるから…」
「………」
言って真っ直ぐに見つめ返した俺から晶さんはまた目を逸らした。
俯いた晶さんをそのまま胸に抱き締める。
今、追求してはいけない
そんな警笛が鳴り響く。
天井を仰いで息を吸うと、抱き締めた晶さんの肩に顔を埋めた。
こと切れたように強い息が漏れていく
「よかったー…っ…嫌いになったらどうしようって焦った…っ…マジ焦った…っ…」
「………」
抱き締めて揺れながら、追い撃ちの呪文のように俺は繰り返した。
小さな迷いも無視できない。
腕の中の晶さんからは今だ、躊躇う心が窺える。
バカして脅して甘えてもう手は出し尽くした…
これでも晶さんがまだ何かを思うなら……
俺はこの先どうしたらいいんだろうか──
「だめだよ…ここを出ていくのも俺から離れるのも……」
後頭部を包んだ手のひらで晶さんの髪を揉むようにゆっくり撫でる。
「晶さんは俺のだから……勝手に出ていったら許さない」
ここまで俺に執着を持たせたのは晶さんだから──
お願いだからこの腕の中で大人しくしていて欲しい。
脅してでも何をしても──
手離すことだけはしたくない
そんな想いが通じたのか…
晶さんは顔を上げると今度は俺を真っ直ぐにその瞳に映し、固く結んでた口を開く。
「……そんなことっ…わか…ってるから…」
「………」
言って真っ直ぐに見つめ返した俺から晶さんはまた目を逸らした。
俯いた晶さんをそのまま胸に抱き締める。
今、追求してはいけない
そんな警笛が鳴り響く。
天井を仰いで息を吸うと、抱き締めた晶さんの肩に顔を埋めた。
こと切れたように強い息が漏れていく
「よかったー…っ…嫌いになったらどうしようって焦った…っ…マジ焦った…っ…」
「………」
抱き締めて揺れながら、追い撃ちの呪文のように俺は繰り返した。
小さな迷いも無視できない。
腕の中の晶さんからは今だ、躊躇う心が窺える。
バカして脅して甘えてもう手は出し尽くした…
これでも晶さんがまだ何かを思うなら……
俺はこの先どうしたらいいんだろうか──

