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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第38章 二人の道標

夏希ちゃんは背だけを向けて枕で涙を拭うように顔を擦り付ける。

そうしながらブツブツと何かを呟いている。

あたしは傍に行って耳を傍立てた。


「めちゃくちや逢いたかったのに…っ…逢いたいのにマンションには居ないし……っ…あいつと一緒に居るんだって思ったら怖くて電話もできなかったのに……っ…」

くぐもった声が聞こえてくる。

夏希ちゃんは枕に埋もれた顔を急に持ち上げる。

「日本に居ないなんて俺、聞いてないっ……」

「………」

夏希ちゃんは泣きはらした目でキッと睨み、拗ねた顔をあたしに見せていた……。

完全な駄々っ子だ……

「聞いてない……?…」

「そうだよ!……何も聞いてないっ……聞かされてない!」

しかもすごい強気だ。

そして、なんだかその強気な態度にあたしもちょっとムカッとなった。。。


「聞いてない……か」

「そうだよ聞いてないよっ…」

「そりゃそうだ……」

「………」

「聞いてるはずがない……」

憤る夏希ちゃんとは逆に、あたしは静かな声で言葉を返す。

夏希ちゃんもその様子に気付いたみたい──

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