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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第38章 二人の道標


「…っ…晶さんのばかっ!……」

「……っ…」

「人殺しっ…」

「───…」

いきなり叫んで唇を噛み締めると、夏希ちゃんはあたしを全力で拒むように睨んでいた。

夏希ちゃんはあたしが近付くことを強く牽制する。瞬き一つすることなく精一杯あたしを拒否している。

その表情に驚いて何も言えずにいると、夏希ちゃんの唇が急に歪んだ。


「…離れてくから……っ…マジで死にかけちゃったじゃん…っ…」

「………」

睨んでいた瞳が力をなくし、あたしを見つめたまま大粒の涙がポロポロと一気に溢れ出す。

「逢いに行ったのにっ!…社長の家にも居ないしっ!…」

そんな夏希ちゃんは大きく声を震わせた。

「…すげーっ…逢いたかった…っ…」

「──…」

ため息と一緒にそんな想いを吐き出す。

泣き崩れた夏希ちゃんはベッドの上でもうボロボロだった。。。

強気な態度を見せたと思ったら今度は子供みたいだ。
鼻水まで垂らしてすごい勢いで泣いている。。。

TVで観る売れっ子の俳優。藤沢聖夜とはあまりに違いすぎ……


「ヒック…ううっ……っ…」

「……ぷっ…」

「──!っ…なんで笑ってんですかっ…」


泣き腫らした顔をもたげると、あたしを向いて真っ赤になりながらそう怒った。
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