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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第39章 ロングロードへの扉

「お前の計画だなんて言われたらそりゃなんも言えないけどさっ……」
ブツブツと不満は駄々漏れだ。
帰りの車の中で、俺はずっと頬を膨らませる。
そんな俺を自宅マンションまで送り届けると社長は車のドア越しにニヤリとした。
「まあ、今日はゆっくり過ごせ!じゃあな」
「………」
近所に聞こえるっつーの!
大きな声で一言残して去った車を見送りながら、俺は呟く。
ゆっくり過ごせと?
そんなゆっくりも出来ないじゃん!明日から海外行っちゃうのにっ…
募る不満を抱えながら部屋のドアを開けた。
「──……あ、おかえり」
明るい部屋と暖かい空気。そしていい匂いと一緒に晶さんの声が聞こえる。
振り向いた晶さんは鍋を持っていた。
「え……何っ!?料理作って待っててくれたの!?てか……バイトは……?」
急いで靴を脱いで晶さんの傍まで行くと聞きたいことを一気に口にした。
「明日の準備もあるから今日はランチタイムだけ手伝って上がらせてもらった」
「……そ、うなんだ……で……料理作ってくれたわけだ……俺のために……」
ここ大事。“俺のために”この強調は俺なりにしっかりしておきたかったわけで。。。

