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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第39章 ロングロードへの扉

「……ふ…ふふっ」
笑いながら晶さんの腕が俺を抱き締める。ぎゅっと堅く抱き合うと俺の顔にも笑みが零れた。
「先に決まってる…ってことは、あたしは前菜になるのかな」
ベッドでただ抱き合いながら、晶さんがそう溢す。
俺は身体を離すと大袈裟に驚いて晶さんを見た。
「前菜? まさか!」
「きゃ…っ…」
ぐるっと回転して下にいた晶さんを上に抱えた。
細い腰に腕を絡め、下から晶さんの小さな顔を見上げる。
華奢な顎。整った可愛い唇。
この角度から見た晶さんもすごく気に入ってる。
素っぴんでも正統派の美人はどこから見ても完璧でため息が出るほどだ。
俺はそんな晶さんをうっとりと眺め、白い頬に指の甲で触れた。
「メインに決まってるじゃん……」
こんなに美味しそうなんだ。メイン以外であるはずがない──
「…晶さん……」
「…うん……」
「ただいま」
「……」
晶さんは小さく頷くとまた俺と唇を重ねていた。
離れた口から「おかえり」と微かに聞こえてくる。
可愛い笑みを見せてはまたキスをして、晶さんと何度もその行為を繰り返した。
ただ抱き締めるだけで、ただ唇を合わせただけで……
こんなに幸せを感じるなんてそうはない。
じわりと胸の奥から満たされていく感覚を噛み締める。
そんな俺を見つめると、晶さんはゆっくりと下に下りていった。

