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Laziness と Hard working
第24章 過去と対峙
病室
杏の手を握りしめ
ひたすら願う雅貴がいた
あん
僕は杏の味方じゃなく
杏は僕の一部だから
わかるだろ?
ひとりじゃないんだよ
杏のためなら何でもするよ
それが杏が望むことなら
僕は善悪なんて関係ない
杏のために
僕のために
ふたりのためだから
八雲は必死な雅貴を見ていた
〖雅貴
少しだけ良いか
私の話を聞いてくれ!
悪い様にはしないから〗
「杏の側にいたいから」
〖じゃあこのままで
今城、亜麻屋
外してくれ
雅貴
私はふたりのために
全力で味方をする
多分、部下も同じ考えだ
少なからず杏ちゃんに
救われた者がいるからな
だから
悪い事は言わない
私達に任せてもらえないか?〗
「⋯叔父さん
⋯それでは⋯杏の⋯
⋯臨みが⋯叶わない⋯⋯
僕は杏の望むままに
そう思ってる」
〖雅貴
ふたりで幸せになるんだろう?〗
「それは
杏が望む事じゃないから」
〖望む事じゃないから
じゃなく
望む事に何故しないんだ
しっかりしろ!
雅貴お前が愛する女性を
犯罪者にして良いのか?
護るんだろ?
一緒に犯罪者になるか〗
「僕は
杏が望むことなら」
〖藤井さんのご家族だって
そんな事を望むのか?〗
「叔父さんには
わからないんだよ
杏がどれほど苦しいか
僕はわかるんだ
憎しみは消えない」
〖聞いたのか?
何を聞いたんだ
話せないなら良い
私は家族と部下たちを
救われた
だから
杏さんを護る
そう決めた!
雅貴が拒否してもだ〗
「杏は叔父さんが
味方をしない事を望むと
そう思うよ
だけどありがとう」
〖そうだろうな
お前たちの意見は聞かない
こちらはこちらで勝手にするさ〗
「· · ·
そうだな
杏の家族はどう思うかな?
杏?
聞こえる?
僕は貴方に何をしたら良いかな?」
呟いて杏の頬を撫でた
八雲は甥が思い詰めている
その姿をしばらく見ていた
愛おしむ
愛でる
あれほど人を拒んだお前が
そんなに優しい目をする様になった
その事を嬉しく思う
だから守るよ
お前たちを私の全力でな
私のやり方で

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