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あなたがすきでたまらない
第4章 ヤキモチ
ガチャ

玄関の開く音がしたので急いで駆けつける

「ただい・・・」

思いきり啓介さんに抱きついた

良かった・・・
良かった・・・

帰ってきてくれた


「このは?」
「そんなに遅かった?」

ブンブンと頭を振って
啓介さんの腰にギューっとしがみつく


「甘えんぼ」

啓介さんはクスクス笑いながら頭をポンポンしてくれる


「そんなに熱い抱擁でお出迎えしてくれるんだ」

からかう啓介さん


泣きそうだった私は啓介さんの胸で顔を隠した


「嬉しいけど・・・」
「リビングに行かない?」
「せっかく焼きたて買ってきた事だし」

少し啓介さんから顔を離すと・・・
いい匂いがして・・・


グーー

私のお腹が恥ずかしい音を鳴らした


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