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第5章 信の恋愛事情

「お、お昼・・・一緒に食べるって・・・」
「珍しいよね！！」

「そうかぁ？」
「先輩と一緒に食ってたらよくお前乱入してきてたし」

「ら、乱入って・・・」
「ぐ、偶然だし！！」

「あっそ」
「で、何食うの？」

俺は時田に訊ねた

「えっ？」
「あっ・・・あのね・・・」
「おいしいランチがあるって・・・」

「却下」
「立ち食いそばでよくね？」

「立ち食い・・・」

「だって時間ねぇじゃん」

俺の実家はランチもやってるレストラン・・・
とまではいかないがそこそこ繁盛してる洋食屋だった

幼い頃から店を見ていたせいか・・・
おばさま達の憩いの場でゆっくりしてるイメージが強かった

なので仕事中、ましてや時間もない俺達
いつ呼び出されるかも理解らないのにそんな店はごめんだった