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あなたがすきでたまらない
第5章 信の恋愛事情
「あっ・・・」
「なら・・・せめて座れる所にしない?」
「ほら・・・お昼休みだし、休憩だし・・・」

ったく・・・

「・・・ラーメンでいい?」

「う、うん!!」


先輩と俺のよく通ってたラーメン屋の暖簾をくぐった


「っらっしゃい!!」

元気なおじさんの声
昼は少し過ぎていたが店内は混んでいた

カウンターに並んで腰かける


「ラーメン二つ」

俺はおじさんに合図した


「美味しい!!」

時田が頬を緩ませる

「だろ?」
「先輩とよく来てたんだ」

俺はいつもの味に舌鼓をうつ


二人でラーメンを食べていると頼んでもいない唐揚げが目の前に置かれた


「え?」

俺と時田はおじさんを見る



「いつも君と来てる兄ちゃんにもサービスしたからさ」

先輩の事?

「そん時も兄ちゃんがすごく可愛い子を連れて来てて・・・」
「思わずサービスしちゃったよ!!」
「デートに俺の店を選んでくれてあんがとよ!!」

二ヒヒとおじさんは笑った





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