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第5章 信の恋愛事情

「・・・信も満更ではないだろうけど・・・」

ダンディーななおじさまもクスクスと笑う

「え？」

私は意味がわからなくて・・・
とぼけた返事しか出来なかった


「・・・時田」
「送るわ」

すぐ後ろには後藤君が立っていて・・・
ビックリしてしまった


「・・・えっ？いいよ・・・」
「大丈夫、ひとりで・・・」

帰れる・・・
そう言おうとしたんだけど・・・


「いいから！！」
「ほら！！早くしろよ！！」

強引に私を急かす後藤君



「あっ・・・うん」

私は何が何だかわからなくて・・・
言われるがままに後藤君の後をついて行った


「「気をつけて」」

課長とおじさまが意味深に笑ったと思うのは・・・
気のせいかな？